がんになったこと。
それは、本当に死ぬほど怖くて、震えるほどイヤなことです。
それでも、実はがんになってよかったと思えることもたくさんあります。
そのひとつが、「待つ」と言ってくれた人たちがいたこと。
そのことに気づけたことです。
元気だったら、なんということのない一言ですが、
社会に戻れるかどうかわからない自分にとって、
これは思った以上に勇気づけられる言葉。
もちろん、永遠に待ってもらえるわけではないことはわかっていますが、
それでもものすごい励みになりました。
だって、もし治療を終えて生き残れたとしても、
そのとき、生きていく術を活かす場所が無ければ、途方に暮れるしかないので。
特に、戻る場所のことまで考えてくれた彼女には、ただただ感謝しかありません。
これからもぜひ一緒に遊んでほしいので、今後もどうぞよろしく。
他にも、それぞれのやり方でサポートしてくれた友人がいて、
その気遣いにもとても援けられました。
こちらも、今後ともぜひともよろしく。
そうしたことに気づけたことで、わたしの視界は大きく変わったのでした。
次回は……「がんになったら、世界の色が変わりました」です。
コメント