第24話【手術入院⑦】ようやくおちつく、術後2日目

闘病記(マンガ)

もともと子どもを持ちたい欲がほぼなかったので、
がんになって子宮と卵巣を取ると言われたときも、
「女性ホルモンが出なくなって、女らしくなくなったらいやだなぁ」と、
それくらいにしか考えていませんでした。

ただ、実際に子宮と卵巣がなくなると、えもいわれぬ喪失感が。
「産まない」のと、「産めない」のは、同じことではないようです。

「産まない」は自分の選択の結果だったりするけど、
「産めない」は産むことも産まないことも、自分じゃ選べないってことだからなぁ。
選べないと、なんだか希望を奪われたような気がしてしまう。
初めから産む予定なんてなくても、「なんだかなぁ」と感じてしまうのです。

とはいえ、時間は巻き戻せないし、おかげで私は今も生きていられるわけだし。
ありがとう、というのは、ちょっと違う気がするけれど、
子宮と卵巣、いなくなってしまったあなたたちのおかげで、私は今も生きてるよ。

次回は…「入院時の頭痛・腰痛、もしかしてあの習慣のせい⁉」です

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