落ち着いて対応してくれた夫の存在が、とてもありがたかったです。
ややホッとしたこともあり、このあと、思わず不安をこぼしてしまいました……。
結婚前から「子どもはいらない」となんとなく決めていた我が家。
ですが、いざ自分の子宮も卵巣もなくなるとなると、子どもを持てなくなることへの罪悪感がほんのりとわきあがってきました。
なるほど、「産まない」のと「産めない」のは、似ているようで、ずいぶん違うんだな。
と、このときはひしひしと感じたものです。
それにしても、この段階で「ハゲたくない」とか言ってるわたしって……。
でも実際、手術よりも、抗がん剤そのものよりも、このときのわたしはハゲるのがなによりも怖かった。
だって、みえっぱりだから。
それがわかっていても、本当に本当にいやだったんですよ~。
「もし抗がん剤をやらなきゃいけなくなったら……」
そう考えると、目の前が真っ暗になるとりだまり。
でも、ありがたいことに、この直後、私の闘病生活を楽しいものに変えてくれた、とてもうれしい出会いがあったのです!
次回は……「がん治療って、思ってたほどこわくない!?(前編)」です
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