第3話【発覚前③】病院選びで、ちょっと気をつけたいこと

闘病記(マンガ)

がん専門病院を紹介してもらうことを決意した、とりだまり。
専門病院に決めてよかったこととは?

さて、「セレブ病院に通うのは金銭的に無理!」
そんな理由で、近所のがん専門の病院を選んだとりだまり。

結果として、よかったのは「入院患者さんが、全員がん」だったこと。
目の前に、自分と同じ状態の人が、それはもうたくさんいるわけです。
すると「あれ? 自分ってそんなに不幸じゃないんじゃ?」と思えてくるから不思議です。

ここ以外の場所だと、がんである自分が少数派なので、「私だけがん? なんか不幸じゃない…?」となると思うんですね。
でも、がん専門病院にいれば、がんである自分は普通。
人って、自分が「普通ゾーン」にいると思えると、そこそこ安心できるみたいです。

……って、単なる錯覚なんですけども。でも、気持ち的にはだいぶラクでした。

逆にというか、病院選びで気をつけないとこわいなと思ったことのひとつが、総合病院の場合、婦人系のがんの患者さんと、出産を控えた方が、近くに配される可能性があること。

「隣の病室からは、赤ちゃんの元気な泣き声や親族の『おめでとう!』の声が聞こえてくるのに、がんの手術で子どもを産めなくなってしまった自分って……」

これは、子どもがいない女性にとっては、なかなかしんどいと思います。
なので、子どもがいない方は、入院前にそのへんを確認しておいたほうがよいかもしれないです。

とはいえ、総合病院にはよい点もたくさんあります。
すでに子どもがいる方なら、上記のようなことがあってもさほど気にならないかもしれませんし、
がんの他の持病を抱えている方のなら、がんも持病もトータルでみてもらえるというメリットもあるでしょう。

できるだけストレスなく過ごせるところを選べるとよいですよね。

次回は……「子宮頸がん。今思えば、あんな不調もありました」です。

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